【新唐人2014年3月21日付ニュース】上海市を流れる黄浦江などで去年、大量の豚の死骸が発見されましたが、最近、長江の支流で、江西省南昌市を流れる贛江(かんこう)でも豚の死骸157頭が見つかりました。これに対し政府は、水質に影響はないと述べて市民の反発を呼びました。
報道によると、死んだ豚の耳のタグを調べたところ、豚の飼育地は江西省宜春(ぎしゅん)市だと分かりました。地元の市民は、死んだ豚の廃棄はよくあることで、地方に売られるケースもあると話します。
江西省宜春市 黄さん
「死んだ豚は川に捨てられたり、埋られたりします。地方に売られるケースもあります」
川が汚染された南昌市の政府は、かつての上海市政府と同じように、豚の死骸は飲み水の安全に影響しないと述べましたが、市民は反発しています。
江西省南昌市 王さん
「川は以前より汚れています。工場も多いですし、心配しても仕方ありません」
北京の環境保護専門家、李力さんによると、去年、ある企業が海外から、豚の死骸を利用した火力発電の技術を購入しようとしましたが、当局は疫病予防を理由に、許可しませんでした。
北京の環境保護専門家 李力さん
「去年の豚の死亡は飼料の問題でした。埋め立てはお金がかかるので、遺棄されました。違法に売られた死骸もあります。バイオ発電に使えますが、去年 政府は許可しませんでした」
去年の3月、上海市を流れる黄浦江に豚の死骸1万頭が浮かび、世界を驚愕させました。他にも、湖北省宜昌市を流れる長江の支流など、合わせて3件、同じようなケースが発生しました。これについて市民は、政府の監督不足を批判しています。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/03/20/atext1085262.html(中国語)
(翻訳/河合 ナレーター/佐藤 映像編集/工)